採用ピッチ資料とは、企業の魅力だけでなく課題についても隠すことなく公開した資料です。採用ツールの一つとして注目されている、その特徴や作成方法などをまとめています。
採用ピッチ資料とは、企業を紹介するための資料の事。いわゆる会社説明資料です。企業の公式サイトや説明会の会場で配られている資料となんら変わらないように思えますが、採用ピッチ資料は特定の求職者だけでなく、求職者以外の人もみられるようにオープンにしているところが異なります。
また、企業サイトや説明会資料などでは、主に企業の良い部分をことさら強調して紹介している傾向がありますが、採用ピッチ資料ではマイナス面についてもしっかりと触れています。どんな企業でも何かしらの課題がありますが、その事についてあえて大きく載せることはありません。
ところが採用ピッチ資料では、そうしたデメリットと捉えられてしまうかもしれない事も包み隠さず公開しているのも大きく異なる点です。
現在はネットで大抵のことは調べられる世の中だけに、デメリットについての情報も簡単に知ることができます。ですから、企業のプラス面だけを強調していては、マイナス面への対応について不十分な会社といったイメージにもなりかねません。
自社の誇れる事だけでなく、課題への姿勢や取り組みなどリアルな情報を公開することで、逆に良い印象を与えることも。採用ピッチ資料は、求職者が本当に知りたい、上っ面だけの情報ではなくリアルな情報を伝える資料なのです。
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採用に特化したコンテンツマーケティング「採用ブランディングメディア」なら、自社にしかない魅力をわかりやすく伝えることで、採用のミスマッチを防ぎ、自社のビジョンや雰囲気に共感した人材の採用が叶います。
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企業のリアルな情報を求職者だけに限定せず誰もがみられるようにすることで、会社の認知度アップが期待できます。認知度が高まれば、求職者に興味を持ってもらいやすくなり、結果的に応募数の増加へと結びついていきます。
魅力だけでなく課題やその取り組みについても紹介することで、求職者は入社後のイメージも容易になります。また、企業について理解が深いほど、面接でも必要な質疑応答ができ、相互理解もしやすくなり、自社に合った人材の採用がしやすくなります。
採用ピッチ資料には昇給実績や年収分布などもオープンになっているので、それを見たうえで面接を希望する求職者は、リアルな条件に納得したうえでの入社希望者になります。そのため、入社後に「こんなはずではなかった」といったミスマッチを防げます。
採用ピッチ資料では、企業のあらゆる情報を記載する必要があります。一部の似たような環境の社員では情報が偏ってしまうので、社内にある部署やポジションからまんべんなく人を集めるようにします。
採用ピッチ資料では、企業紹介や組織図、求人概要、企業の魅力、課題や欠点などを記載します。特に採用ピッチ資料の特徴でもある「企業が抱える課題」については、様々な角度から洗い出し内容を吟味していきます。その際、客観的な視点と採用コンセプトを意識するのがポイントです。
企業の情報や課題や常に変化していきますから、定期的に見直しをしてアップデートする作業が欠かせません。古い情報のままでは会社のイメージも悪くなってしまいます。変更点があれば訂正し、課題への取り組みへの成果がみられた場合は、その旨も記しておくといいでしょう。
まとめ
POINT
スカウトメールへの添付や、リファラル採用などに活用するなど、他の手法と合わせた使い方に便利
採用ピッチ資料は企業の情報公開資料ですが、説明するだけは不十分。あくまでも求職者が知りたいリアルな情報を提供することに意味があります。作成する際には、求職者が求めている情報かどうか客観的な立場で観るように意識し、企業側の一方通行な情報提供にならないように注意します。公開方法では、WEB公開は一般的な方法としては浸透しています。誰もがいつでも閲覧可能で自社ブランディングにも活用できますし、SNSで発信することで知名度アップを狙うこともできます。また、応募者に面接の日時と共に送付しておくのも有効。その他、スカウトメールへの添付や、リファラル採用などに活用するなど、他の手法と合わせた使い方ができます。
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