高齢化が進み、年々、介護サービスを利用する人が増えているため、介護職員の需要が高くなっています。しかし、介護の現場においては人材不足の状態が続き、新たな職員の採用が難しいというのが現状です。
ここでは、介護の現場の課題と、人材採用のポイントについてまとめています。
求めている人材が、スタッフをまとめるリーダー候補なのか、即戦力として働ける経験者なのか、あるいは、現在の採用市場を踏まえた上での未経験者なのか、その採用基準を明確にしましょう。ここを明確にすることで、求職者にとっても、どんな条件が求められているのか、どのような環境で働くことができるのかがわかり、応募の判断しやすくなります。
他社との差別化を図るにあたって、まずは給料や各種手当の見直しを。同業他社と比べて著しく低い、手当がないというのでは、応募すらしてもらえません。その上で、独自の休暇制度を設けたり、時短勤務に対応したり、子育て支援を行ったりして、求職者に対するアピールしていきましょう。
人材の確保が難しいといわれている介護の現場において、有資格者の獲得はさらに厳しいというのが現状です。そこで、研修などの育成プログラムを行ったり、資格を取得するためのサポート体制を整えることで、未経験者や無資格者でも応募しやすい状況を作りましょう。未経験・無資格から資格取得を目指すというのも、人材を確保するための有益な方法です。
介護サービスの職業の、令和4年4月時点での有効求人倍率は、3.30。全体の職業が1.06ですから、他の職業と比べて、人手が不足しているのがわかります。
公益財団法人介護労働安定センターが行ったアンケートでも、介護事業所の労働者の労働条件・仕事の負担に関する悩みでもっとも多かったのが「人手が足りない」(52.0%)、次いで「仕事のわりに賃金が低い」(38.6%)、身体的負担が大きい(30.6%)となっていて、賃金よりも人手不足に関する悩みの方が大きいことが伺えます。
同センターのアンケートによると、人手不足の理由として「採用が困難である」と答えた事業所は86.6%。採用が困難である原因として、「他産業に比べて、労働条件等が良くない」(53.7%)、「同業他社との人材獲得競争が厳しい」(53.1%)などが挙げられています。
こうしたアンケート結果などからも、介護事業所で優秀な人材を採用するためには、他の職種や同業他社よりも、よい労働環境・労働条件が求められます。
また、多くの介護事業所で定年後の「再雇用制度」を設けていて、定年を過ぎても働き続けている人が多いことから、長く働き続けることができる環境が必要であることがわかります。
介護の現場では、65歳を過ぎても働いている人が多く、とくに訪問介護員は、4人に1人が65歳以上という調査結果があります。
介護の現場で働く人のもっとも大きな悩みである人手不足問題を解消するためには、人材の獲得が必須であり、そのためにも、働きやすい環境を整える必要があります。
参照元:厚生労働省「一般職業紹介状況(令和4年4月分)について」(https://www.mhlw.go.jp/content/11602000/000941659.pdf) 公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査(令和2年度)」(http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2021r01_chousa_kekka_gaiyou_0823.pdf)
介護労働安定センターの調査によると、6割以上の人が「今の勤務先で働き続けたい」と考えていて、この数字は年々上昇しています。つまり、一度、就職をすれば、その介護施設で長く働き続けてくれる可能性が高いので、他の事業所との違いをアピールして、採用につなげることが重要です。
このメディアでは、従業員の働きやすさを考慮した職場環境を目指す介護事業所と、よりよい環境で、やりがいを持って働きたいと考えている介護士やヘルパーとのマッチングを目指しています。
参照元:公益財団法人介護労働安定センター「介護労働実態調査(令和2年度)」(http://www.kaigo-center.or.jp/report/pdf/2021r01_chousa_kekka_gaiyou_0823.pdf)
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社会福祉法人元気村グループ
家族のように相手を想い接するという考えをモットーにしています
1993年に設立された、5つの社会福祉法人グループから構成される元気村グループ。「家庭主義」を理念とし、家族のように相手を想い接するという考えを大事にしています。利用者はもちろん、職員の働きやすさも常に視野に入れ、積極的なICTの導入やスキルアップできる環境の整備、年齢や経験年数ではなく実力に応じた給与制度などにより、業界内でも低い離職率を実現しています。
株式会社富永調剤薬局
地域密着で健康をトータルサポートしています
岡山県内で20店舗を展開し、長年、地域の人々に愛されてきた富永調剤薬局。処方箋の薬だけでなく、毎日の健康管理やセルフメディケーションについても専門家が相談に応じ、介護事業「アミューズ富永」を展開しています。
アミューズ富永では、訪問看護・介護をはじめ、福祉用具・介護用品のレンタル・購入、デイサービス、ショートステイ、居宅介護支援などのサービスを実施。薬局の力と介護の力をプラスして、さまざまな医療機関や福祉介護関係者と連携して、在宅医療・在宅介護の支援を積極的に行っています。
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